水のように寄り添う心

水のように寄り添う心
女性に宛てた日蓮聖人の手紙

久郷えり

四六判 144ページ 並製
定価:1,200円+税
ISBN978-4-944235-25-4 C0095
在庫あり
書店発売日:2005年05月16日

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前書きなど

まえがき
「日蓮の珠玉のことばを通じ、過去を生きた女性に教わること、または共感することがきっとあると思います」(抜粋)

 いまは女性がパワフルな時代です。男まさりに仕事をこなす女性の存在は、なんらめずらしいことにない世の中になりました。しかし、よくよく考えてみれば、女性がおもてに出てきたというのは本当に最近のことです。平塚らいてうら、フェミニズムを主張する女性たちが注目され、モダンガールとよばれるようなオシャレを楽しむ女性たちが注目を浴びたのは昭和のはじめ。女性が権利を主張しはじめたのは、年月にしてまだやっと百年になろうか、というほどなのです。
 その時代、時代で境遇もさまざまでしょうが、女性という存在には長い間、まったくというほど主体性があたえられていませんでした。日蓮聖人の生きた鎌倉時代はどうであったかというと、戦争のたえない武士社会。女性はまさに男性によって生き方を定められていたといえるでしょう。
 この手紙に書かれているように、選ぶ男性によって女性のすべての道は決定してしまう、というのも決しておおげさなものではないのです。そればかりか、信心を持つ女性をたたえ、はげますことばを書かれた日蓮聖人は、当時としては異例ともいえる女性崇拝者であるかのようです。それは、この手紙を授かった、鎌倉は桟敷に住んでいた桟敷の女房をはじめ、日蓮を慕い法華経信者になる女性が多かったことからも十分にうかがい知れます。
「苦の衆生とは何ぞや。地獄の衆生にあらず、餓鬼道の衆生にもあらず、只女人を指して苦の衆生と名けたり」。
 聖人は、そのように書き残しています。本当に苦しいのは地獄や餓鬼界であえいでる者たちではなく、自分の生きる道を自分で決めることのできない女性である、と。それほどに女性は厳しい立場におかれていたわけですが、しかし、この御文にはもっと深い意味が秘められているようです。

――「水のようによりそう気持ち」より

版元から一言

◎ここがポイント

・鎌倉時代の僧・日蓮が女性信者に宛てた手紙は、70編余りが今日に伝わっている。本書では、そのうち代表的な20編から要点を引用、その現代語訳を付したうえで、その手紙の内容をテーマにエッセイを展開している。

・著者は、現代に生きる25歳の女性。13世紀の日蓮聖人の言葉を、みずみずしい感性で受け止め、21世紀に生きる女性としての思いをさまざまに書き綴り、異色の女性論ともなっている。

・心を癒すような言葉が綴られた本書。144ページという小著だけに、ハンドバッグなどに忍ばせて持ち歩きたくなるような造りといえるはず。花をあしらった装丁も清らかな雰囲気となっている。



◎こんな人にお薦め 

・女性の生き方を、日本の歴史や伝統に沿って、考えたいと思っている方

・法華経の説く「女人成仏」や日蓮聖人に関心がある方

・心に悩みがあり、心に染み入る言葉を求めている女性の方

告知板


張超英氏を偲ぶ会、日本語版を世に問う

 5月28日午後、東京の日本記者クラブで昨年ニューヨークで逝去した前台北駐日代表処新聞組長の張超英氏を偲ぶ会が行われ、マスコミ、学術界など各界の著名人が駆けつけた。

 張氏は駐日代表処新聞組長を二期、十年務め、『台湾をもっと知ってほしい日本の友へ』(中央公論社)を日本で出版し、昨年は台湾でも『宮前町九十番地』(時報出版公司)を出版した。

 その日本語版である『国際広報官 張超英』(まどか出版)も偲ぶ会にあわせて刊行された。

 張氏の夫人、顔千鶴氏は「日本でこんなにも多くの人が張氏を懐かしんでくれてとても感激しています。超英は生前、毎日、朝早く出て行ってしまい、帰りもとても遅かったのですが、今、やはり超英は私の側にいてくれるのだとわかりました。この一年、超英が逝ってしまったたことが信じられませんでした」と話した。

〈台湾、『自由時報』5月29日付〉

張超英さんを偲ぶ東京の夕べ

遺作『宮前町九十番地』の日本語版(『国際広報官 張超英』)刊行を機に

       張超英さんを偲ぶ東京の夕べ

 故・張超英さんは台湾の駐日台北経済文化代表処で新聞広報の責任者でした。二期十年に亘った八面六臂の活躍ぶりは、皆さんご承知の通りです。台湾情勢ばかりか、その世界情勢の分析は秀逸でファンも多かった。
 歳月の流れは早く、張超英さんが急逝されて一年以上になります。
 NYと台北では直後に葬儀、追悼会が行われ、日本でも昨年四月に関係者が未亡人の来日に合わせてささやかな追悼会を催しました。
 氏は生前、渾身の力作『台湾をもっと知ってほしい日本の友へ』(中央公論社)を世に問われ、一同相集ってホテルオークラで記念の会を催したことを昨日のように思い出します。
 このたび、結果的に遺作となった『宮前町九十番地』(邦訳題名は『国際広報官 張超英』、まどか出版刊)は、台湾ではロングセラー入りしておりますが、日本語訳の刊行が決まり、有志が翻訳チーム(坂井臣之助河添恵子、田輝、濱本良一、日暮高則。解説=宮崎正弘)を組んで、このほど出版にこぎ着けました。
 五月末に夫人の顔千鶴女史が来日されますので、日本語訳刊行と合わせて、張超英氏を偲ぶ会を“超党派”で催したく、謹んで御案内申し上げます。
 ご光臨いただければ幸いです。 

          記
 とき   五月二十八日(水曜日) 午後六時(五時半開場)
 

 ところ  日比谷 日本記者クラブ 十階   http://www.jnpc.or.jp/section1/shisetsu.html

 会費   おひとり 一万円(書籍代金を含みます)
 発起人 井尻秀憲、一力一夫、氏家斉一郎、歌川令三、江口克彦、許世楷、黄文雄 小島章伸、ジェラルド・カーティス、杉野直道、住田良能、田久保忠衛 田村志津枝、ドナルド・キーン、永井美智子、中嶋嶺雄、中村彰彦、野村進 船橋洋一、堀江瑠璃子、宮崎正弘、吉田信行、林建良
      
事務局 113―0022 東京都文京区千駄木5―19―5  まどか出版 (担当 梶山憲一)            
電話 (03)5814―9292 FAX (03)5814―9293 

 交友関係の名簿が不揃いにつき、ご友人などにお知らせいただければ幸いです。なにしろ故人は「住所録」をパソコンに入れたまま旅立たれたので鍵が開きません。
 出席をご希望の方は、電話でもFAXでも或いはメールでも結構です。

 メールは  幹事 梶山憲一(まどか出版) kajiyama@madokabooks.com です

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