堪能故宮in台北

堪能故宮in台北
半日で巡る故宮博物院の精華

小暮満寿雄 著

A5判変型 212ページ 並製
定価:1,500円+税
ISBN978-4-944235-40-7 C0026
在庫あり
書店発売日:2008年04月22日

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版元ドットコムアマゾンビーケーワンセブンアンドワイ紀伊国屋BookWeb

内容紹介

 ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル、ニューヨークのメトロポリタンとともに、世界四大博物館の一つに数えられる一大ミュージアムが、台湾にある故宮博物院です。
 70万点という膨大な収蔵品があり、ことに陶磁器は、名品だけで中国陶磁の歴史が辿れるという充実ぶり。展示は数千点といえど、旅行中に立ち寄ったのでは、じっくり味わう時間はありません。
 しかし、ご安心を。画家で漫画家で作家の著者が、ユーモラスな筆致でガイドいたします。また、豊富なイラスト解説やコマ漫画などで、主な作品とともに製作法や関連人物などをエピソードとともに紹介します。
 これで短い時間の鑑賞でも、たっぷりと故宮を堪能できるのです。

前書きなど

 さあ、みなさん。いよいよ、台北・故宮博物院が近づいてきました。
 何かと驚くことの多い台湾のなかでも、台北・故宮博物院の与えるインパクトは特別なものです。なにせ、ここはお隣にある中国・歴代皇帝たちが四千年かけて集めた文物を、ごっそり一堂に集めた場所なのですから。

 え? そういえば北京にも故宮博物院があるけど、ここ台北・故宮博物院とどう違うのかって? ウーム、実によい質問ですね。
 北京・故宮博物院といえば、かつて「紫禁城」と呼ばれ、明代以降に皇帝の住まいとなった広大な宮殿です。あの映画「ラスト・エンペラー」の舞台となった場所として、ご存知の方も多いかと思かもしれません。
 ”故宮”というのは「かつて宮殿だった地」を意味します。ですから北京の故宮は、文字どおり皇帝の住まいだったことで、その名があります。一方、台北には宮殿はありませんでしたが、かつて「故宮」にあった数多くの文化財を収蔵しているため、「故宮」の名を冠しているのです。つまり、北京の故宮に収蔵されていたものが、先の大戦の混乱期に台湾に移されたのです。その詳しい経緯は、巻末近くの「名宝流転、故宮文物の旅」に書きましたからそちらをご覧ください。
 その移ってきた故宮が、今からみなさまとご一緒に見てまわる「台北・故宮博物院」なんですね!
 ここには、まさに中華文明のエッセンスが、雫となり玉となったような美術品数千点が、ところ狭しと並べられています。
 だからこの巨大ミュージアムの展示品を半日で観賞するなどは、限りなく不可能に近いこと。さらに七〇万点という全部の収蔵品をじっくり見ようとすれば、十年二十年……いや、一生かかってもまだ足りません。
 だからこそ、そんな巨大ミュージアムを見る際には、予備知識を持ってポイントを絞って見たいものです。また故宮の文化財のなかには、今では使われなくなったものも多く、見ただけでは何だかわからない品物も少なくありません。拙著『堪能ルーヴル』でも同じ試みをしましたが、”知らないで見る”のと”知って見る”のでは天地雲泥の違い。わずかな予備知識で見る人が幸福になる、というわけですね。
 では、これから夕食までの短い間――少し駆け足で、この素晴らしいミュージアムを回ることにいたしましょう。夕食の話題が軽やかになり、食事がすすむこと受け合いですよ!(前書きより)

版元から一言

◎ここがポイント      
・リニューアルされた故宮博物院の展示のままに順に辿りながら古代から唐や宋の時代を経て清朝にいたるまでの流れをわかりやすく解説します。
・豊富な知識に裏打ちされた軽妙な語り口で製作法や関連人物などのエピソードとともに故宮の文化財を紹介します。
・挿絵、漫画、脚注など、誰にでも気軽に読めて、かつ十分な知識が得られるような工夫が満載です。

◎こんな人にお薦め
・これから台湾旅行を計画していらっしゃる方や、もうすでに故宮博物院へ行ってこられた方。
・中国の歴史や文化、また陶磁器や書画などに関心がある方。
・中国の歴史や文化、また陶磁器や書画などには関心がないけれど、台湾旅行では故宮へ行こうと思っている方。

告知板


張超英氏を偲ぶ会、日本語版を世に問う

 5月28日午後、東京の日本記者クラブで昨年ニューヨークで逝去した前台北駐日代表処新聞組長の張超英氏を偲ぶ会が行われ、マスコミ、学術界など各界の著名人が駆けつけた。

 張氏は駐日代表処新聞組長を二期、十年務め、『台湾をもっと知ってほしい日本の友へ』(中央公論社)を日本で出版し、昨年は台湾でも『宮前町九十番地』(時報出版公司)を出版した。

 その日本語版である『国際広報官 張超英』(まどか出版)も偲ぶ会にあわせて刊行された。

 張氏の夫人、顔千鶴氏は「日本でこんなにも多くの人が張氏を懐かしんでくれてとても感激しています。超英は生前、毎日、朝早く出て行ってしまい、帰りもとても遅かったのですが、今、やはり超英は私の側にいてくれるのだとわかりました。この一年、超英が逝ってしまったたことが信じられませんでした」と話した。

〈台湾、『自由時報』5月29日付〉

張超英さんを偲ぶ東京の夕べ

遺作『宮前町九十番地』の日本語版(『国際広報官 張超英』)刊行を機に

       張超英さんを偲ぶ東京の夕べ

 故・張超英さんは台湾の駐日台北経済文化代表処で新聞広報の責任者でした。二期十年に亘った八面六臂の活躍ぶりは、皆さんご承知の通りです。台湾情勢ばかりか、その世界情勢の分析は秀逸でファンも多かった。
 歳月の流れは早く、張超英さんが急逝されて一年以上になります。
 NYと台北では直後に葬儀、追悼会が行われ、日本でも昨年四月に関係者が未亡人の来日に合わせてささやかな追悼会を催しました。
 氏は生前、渾身の力作『台湾をもっと知ってほしい日本の友へ』(中央公論社)を世に問われ、一同相集ってホテルオークラで記念の会を催したことを昨日のように思い出します。
 このたび、結果的に遺作となった『宮前町九十番地』(邦訳題名は『国際広報官 張超英』、まどか出版刊)は、台湾ではロングセラー入りしておりますが、日本語訳の刊行が決まり、有志が翻訳チーム(坂井臣之助河添恵子、田輝、濱本良一、日暮高則。解説=宮崎正弘)を組んで、このほど出版にこぎ着けました。
 五月末に夫人の顔千鶴女史が来日されますので、日本語訳刊行と合わせて、張超英氏を偲ぶ会を“超党派”で催したく、謹んで御案内申し上げます。
 ご光臨いただければ幸いです。 

          記
 とき   五月二十八日(水曜日) 午後六時(五時半開場)
 

 ところ  日比谷 日本記者クラブ 十階   http://www.jnpc.or.jp/section1/shisetsu.html

 会費   おひとり 一万円(書籍代金を含みます)
 発起人 井尻秀憲、一力一夫、氏家斉一郎、歌川令三、江口克彦、許世楷、黄文雄 小島章伸、ジェラルド・カーティス、杉野直道、住田良能、田久保忠衛 田村志津枝、ドナルド・キーン、永井美智子、中嶋嶺雄、中村彰彦、野村進 船橋洋一、堀江瑠璃子、宮崎正弘、吉田信行、林建良
      
事務局 113―0022 東京都文京区千駄木5―19―5  まどか出版 (担当 梶山憲一)            
電話 (03)5814―9292 FAX (03)5814―9293 

 交友関係の名簿が不揃いにつき、ご友人などにお知らせいただければ幸いです。なにしろ故人は「住所録」をパソコンに入れたまま旅立たれたので鍵が開きません。
 出席をご希望の方は、電話でもFAXでも或いはメールでも結構です。

 メールは  幹事 梶山憲一(まどか出版) kajiyama@madokabooks.com です

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